通勤のライドシェア!Ford社に買収されたChariotに乗ってきた

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こんにちは、notteco運営の東です。

今回は、サンフランシスコで運営している通勤ライドシェアのChariotをご紹介します。

実はChariot、1年前に実際乗ってきたのですが、その後自動車メーカーのフォード社に買収され、現在は子会社として運営しています。一言で言うと予約できる通勤バスといった感じのサービスです。幼稚園バスのような感じでもあります笑

それでは、実際に使ってた際の写真も交えてご紹介いたします。

事前に回数券を買って乗車

UBER等の配車アプリは乗車後にクレジットカードへ乗車料が請求されますが、Chariotは事前に回数券を購入しておき、それを利用して乗車します。

回数券を購入後、地図に表示された路線を選んで乗降車地を選択します。UBERと違うのは場所が自由ではなくてあらかじめ設定された停留所にユーザーが集まるところです。ルートを選択して乗車申請をすると、乗車が確定されます。

路線を選択すると、車の状況がリアルタイムに見える

乗車確定後、停留所へ向かうのですが特に何か置いてあるわけでもなく、写真や地図を頼りに場所を探して集まります。

Chariot停車場の例

実際に乗ってみた

そんな感じで停車場でChariotの車を待って乗車してみました。車自体はマイクロバスというか少し大きめのバンというかそういう感じです。

乗るときにスマホアプリ上で買った回数券を見せて、乗車します。

回数券

定員10人程の中ほぼ満席

中の様子はこんな感じです。

実際に乗っているSF在住の方に聞いてみたところ、超快適と言うわけではないですが、バスや電車だと混雑していて移動中何もできなかったりする一方で、Chariotを使うと事前に席を確保できるので楽だと言っていました。

普通にバスに乗ると片道2ドル位なんですがこちらだと5ドル位なので対して追加料金も払わずに指定席に乗れると言うのが魅力だそうです。ちなみに、距離としては路線の端と端は大体車で15分程度の距離です。

目的地に着いたら止まってくれるので普通に下車します。

タクシーより安く、まさに未来のバス、という感じです。ちなみに、路線はアプリからユーザーが依頼をすることができるようになっています。一定数が集まると実際に路線が作られるそうです。

バス停のような設備が必要ないので、細かい需要に合わせてフレキシブルに路線を変えられるのが魅力です。

日本にこそ通勤ライドシェアは必要では?

実際に使ってみて、このサービスは日本にこそ必要なんじゃないかと強く思いました。

というのも、もともと私が乗っていた電車はよく遅延する路線で、遅刻しそうな時はタクシーに乗ることが多かったです。そんな時は、皆考えることは同じでタクシーも長蛇の列に、、。

どうせ、同じオフィス街方向に行きたい人が多いのであればタクシーのような4人しか乗れないものに1人ずつ乗るよりも、マイクロバスのような形で9人ぐらいで相乗りすれば何倍も効率的です。

といった話を、昔何社かタクシー会社にお話して協業の依頼をしたのですが、どこもあまり乗り気ではなく、運送会社ではない我々にこれ以上できることがなく頓挫してしまいました。

ちなみに都内で新たにバスを走らせる場合には、地域公共交通会議という事業者を集めた会合を開いて許可を得ないと路線の新設ができないなど、フレキシブルに路線を変えることはほぼ不可能です。

 

日本で、このようなサービスが作れる日が来ることを目指してnottecoも頑張ってまいります。

ということで海外の通勤ライドシェア Chariotのご紹介でした。