長距離ライドシェア(相乗り)

飲酒運転の危険性

飲酒運転の危険性

酒気帯び運転は、事故を起こせば死亡事故に繋がる可能性が高くなる非常に危険な行為です。お酒を飲んでからの運転は行わないようにしてください。
警視庁(2009年調べ)によると、「酒気帯び運転による事故」の死亡事故率は、4.59%です。飲酒なしの場合の死亡事故率0.59%と比べると、7.8倍も大きくなっています。

お酒は注意力や判断力、視聴覚機能を低下させるため、危険を察知してからブレーキを踏むまでの動作などに遅れが生じ、大きな事故に繋がりやすいです。ビール一杯分にあたる量でも、反応時間に遅れを生じることを示した研究結果があります。加えて、お酒に強い人も弱い人も等しく遅れていることがわかりました。お酒に強いという自信があっても、お酒を飲んでからの運転は行わないようにしてください。
飲酒運転を行うと、免許取消などの重い処分が下されます。酒気帯び運転で事故を起こした場合、運転者には3年以下の懲役または50万円以下の罰金が課されます。また、飲酒運転と知りながらドライブを行った場合、同乗者の方も罰せられる可能性があります。

飲酒有無別の死亡事故率

作成:東京海上日動「飲酒運転が危険な理由」を元に株式会社nottecoが作成

シートベルト着用の重要性

シートベルト着用の重要性

後部座席でシートベルトを着用してない場合の死亡率は、着用している場合よりも約3倍高いです。道路交通法第71条より、全座席でシートベルトの着用が必須となっています。助手席や後部座席の方もシートベルトを必ず着用するようお願いします。

シートベルトを着用しないで事故に遭った場合、車内で体を強く打ち付ける、車外へ飛び出す、前座席の人へ危害を加えるなどの危険があります。
自分の身のみならず、同乗している人を守るためにも、全座席でシートベルトを着用するようお願いします。

シートベルト着用別の死亡率

作成:公益財団法人交通事故総合分析センター イタルダインフォメーションNo.78 を元に株式会社nottecoが作成

体調管理の重要性

体調管理の重要性

めまいや睡眠不足による体調不良がある場合は、運転は控えるようお願いします。
これらの症状がある場合、運転中に意識を失う可能性があります。ほかにも、催眠作用のある薬を飲んだ後なども危険です。
その他些細な症状でも運転を妨げる病気を引き起こす場合があるので、体調に異変があると感じた場合は運転は控えるようお願いします。

車両点検の必要性

車両点検の必要性

車両の定期点検と日常点検は、車両を使用する人の義務です。定期点検を必ず受けることに加えて、普段から車両の日常点検を行うようお願いします。
整備不良で事故になったもののうち、7割ほどはタイヤが原因であるとされています。タイヤの空気圧や磨耗の点検、雪道であればタイヤを必ず変えるなどの対処をしてください。

走行中に車がパンクした場合、ハンドルを取られて制御ができなくなる可能性があります。
磨耗したタイヤでの走行を続けていると、思わぬスリップ事故を引き起こす場合もあります。
タイヤ以外に関しても日常点検を行って、安全運転を心がけるようお願いします。

車両要因による事故原因の内訳

作成:財団法人交通事故総合分析センター イタルダインフォメーションを元に株式会社nottecoが作成

連続運転・速度制限について

連続運転・速度制限について

連続運転は居眠り運転を引き起こす最大の要因となっています。
高速道路では年間約2万件を超える事故が発生しています。違反別に見ると居眠り運転などによる「前方不注視」は全事故のほぼ半数、死亡事故においても約4割を占めています。
そのため、200㎞(2時間)連続で運転したら最低15分の休憩を取ることが大切になっています。
スピード違反は交通違反全体の0.7%(平成16年警視庁資料)と少なく感じますが、死亡事故になるとスピード違反が原因で10.9%と約10倍にもなります。
車が衝突したときの衝撃力とスピードとの関係を見ると、衝撃力はスピードの2乗に比例して大きくなっています。つまり、スピードが2倍になると衝撃力は2×2=4倍にもなるため死亡事故に繋がりやすいのです。
また、スピードを出していると車は止まれない高速道路では時速100㎞で走っていれば100m、時速80㎞では80m離さないといけません。